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2020-07-25 10:54:00

千曳の伝説 ちびきのでんせつ

青森県上北郡東北町千曳

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この地名についてはつぎのような伝説があります。昔、ここの部落の美しい乙女に、石の精の化身である若者が恋をしました。しかしまた元の石にもどらなければならなかったのです。明日は石になる前の夜、若者は別れを惜しむ乙女に向い、「私は石の精でございます。明日になれば、又、元の石になってしまいますが、たとえ千人の人と馬がそれを曳いても私は動きませんが、貴女のお心になら動くでしょう。」と、いって去って行きました。夜が明けると、道路の真中に、突然現われた大きな石に村人達は驚き、早速、千人の人と、馬を頼んで石を曳きましたが、ビクともしないのです。そこへ一夜泣きあかした乙女が来て、その石に手をふれますと、大きな石はスルスルと動いたのです。村人達は、若者の心を哀み、六尺深い地下に埋めて、手厚く供養したという事です。それ以来、この土地を千曳と呼ぶようになったのだそうです。後平(うしろたい)バス停から北に少し入ったところに、千曳神社があります。祭神は、「八街彦命(やちまたひこのみこと)」と「八街姫命(やちまたひめのみこと)」の二神で、大同二年(八○七)坂上田村麻呂の創建と伝えられております。