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2020-07-25 15:47:00

湖畔の乙女像 こはんのおとめのぞう

青森県十和田市奥瀬字十和田湖畔休屋486

0176-75-2425

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十和田湖が国立公園に指定された十五周年を記念して、昭和二七年、時の青森県知事津島文治氏(作家太宰治の長兄)が十和田湖開発に功労のあった文人大町桂月、元知事の武田千代三郎氏、元村長の小笠原耕一氏の三人を顕彰するため、高村光太郎に制作を依頼して建てた記念碑です。初めは子ノロに建てる予定だったのが、反対意見があってこの休屋になったそうです。制作を依頼された高村光太郎は、十和田湖の水が空か、空が水なのかと湖の美に魅入られ、水をすかして美しい婦人の裸像が見える、というような幽玄なものを作りたいと願い、その制作に没頭して、一年がかりで完成したといわれる像です。光太郎の「十和田湖畔の裸像に与う」という詩があります。「前章略…・…… すさまじい十和田湖の円錐空間にはまりこんで 天然四元の平手打ちをまともにうける 銅とスズの合金でできた 女の裸像が二人 影と形のように立っている(後略)」。この像は十和田湖にはなくてはならない、シンボルとなっています。 *詩人・佐藤春雄の「湖畔のをとめ」:「天降(あまくだ)りしか水沫凝(みなわこ)りしか あわれ いみじき 湖畔の をとめ ふたりむかひて 何をか語り 花かもみぢか 水の清らか はたや いみじき 久遠の身をか あらず みたりのゆかしき人を」と行情ゆたかに詩いあげています。