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2020-07-25 22:34:00

小川原湖伝説 おがわらこでんせつ

青森県三沢市、上北郡東北町、六ヶ所村

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小川原湖は、もともとは太平洋岸の入江だったのが、河口部分の海岸砂丘の発達で、いつしか湖になったとされています。それを裏づけるように、湖には淡水魚と海水魚が豊富に同棲しています。この湖が漁場として利用できるという事と、町を支える農業の水ガメでもあり、町民とは深いかかわりを持っております。今から千三百年前の白鳳時代、京の貴族、中納言道忠がひそかに都を逃れ消息を絶ちました。都に残された二人の姉妹、姉、玉世姫は十六歳、妹の勝世姫は十四歳でした。姉妹は父を捜して旅に出ました。姉が小川原湖の近くまで来た時、父の呼ぶ声がし、誘われて行くと、その声は沼底からだったのです。その声を追って玉世姫は沼に入り、沼の主になりました。その沼が姉沼であるという事です。妹の姫も少しおくれて小川原湖まできた時、ワニザメに襲われました。その時、突如現われた父が退治してくれたのです。父が消え入った小川原湖に勝世姫も後を追いました。姫の従者、進堂織部は、父娘三人の供養のため、湖の高台に木を植えました。その場所に姉妹明神の祠があります。村人達は、供養のため、即興の舞いを捧げました。その舞いは郷土芸能「念仏鶏舞」として今に伝わり、県無形文化財の指定を受け、毎年四月二十日、二十一日に、舞われております。