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2020-07-27 10:30:00

十和田湖 とわだこ

青森県十和田市

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青森・秋田両県の県境にある十和田湖は、十和田八幡平国立公園内にある、典型的な二重式カルデラ湖です。湖の一番深いところは三四七メートルでルリ色の美しい水をたたえた湖は、秋田県の田沢湖(四二五メートル)、北海道の支笏湖〈三六三メートル)についで全国第三位です。面積は五九・八キロ平方メー・トル、周囲四十四キロメートルで全国で第十三位の大きさです。水温は夏場の表面温度で約二二度、深いところでは常に五度を保っています。南側からは御倉半島・中山半島が突き出し、東から外湖(東湖)・中湖・内湖(西湖)の三つの名前で呼び、北側は北湖(きたのうみ)と呼んでいます。湖岸は急傾斜をなして迫り、トチ・カッラ・サワグルミ・カエデ類・ブナ・ヒメコマッ・アカマツなど、落葉広葉樹と針葉樹が混生する広々とした原生林、となっています。かつてこの湖には魚が棲んでいませんでしたが、明治三六年に和井内貞行がヒメマスの放流に成功して、十和田湖といえばヒメマスといわれるほどになりました。湖に流れ込むのは、神田川・釜沢川・宇樽部川などの小河川で、流れ出るのは子ノロを起点として太平洋に注ぐ奥入瀬川(延長七○キロ)のみです。そこには多くの滝や奇岩で名高い奥入瀬渓谷を形づくっています。十和田の名前はアイヌ語の”トーワラタ〃”山奥の湖〃に由来するといわれています。また、十和田湖が世界に広く知られるようになったのは、明治四一年に訪れた大町桂月の「奥羽一周記」の十和田湖賛辞によるところが大きく、四季折之の自然の美しさは昔から人々の心をとらえてきました。今までは交通の不便さが秘境の美しさ、神秘さを保ってきましたが、最近では交通の充実と、自然保護にも力を注いで周辺の環境を整えています。