インフォメーション

2020-07-27 21:45:00

男神と女神 おがみとめがみ

大館市白沢

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

米代川に沿って神田集落から松山あたりにかけて、右側にそびえる岩山が男神、左側の断がいが女神ど呼ばれていました。それぞれの中腹にはイザナギの尊とイザナミの尊をまつる小さなほこらが安置されています。伝説によりますと、十和田湖を追われた八郎太郎が、この男神と女神の間に山をはめこみ、流れをせきとめて鹿角地方全体を湖にしようと試みた、と伝えられています。藩制時代には、男神のがけを削って道をつけそのところどころに木の橋をかけて桟道を作り、このけわしい道を石野の集落へ出て、渡し舟で松山へ越えるのが本道として利用されていました。また、一方の女神の下には道はなく、背後の山あいを、紀の国坂と名づけられた、九十九折りの坂道を通るのが唯一の道でした。天明五年(一七八五)、紀行家・菅江真澄が松山から神田へ越える途中、この険しい山道で、鹿が角つきあっている姿を見た、とその遊覧記につづっているほどの難所でした。