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2020-07-28 21:57:00

大湯環状列石 おおゆかんじょうれっせき

鹿角市十和田大湯万座45 

0186-37-3822

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この大湯地区には.環状列石という大変貴重な遺跡があることで有名です。環状列石は、昭和七年、耕地を整理しているときに発見されたもので、数々のなぞを秘めて学者たちの注目の的となったものですが、その後徹底的に調査され、その全貌が明らかにされたのは、戦後の昭和二六年から二七年にかけてでした。この遣跡はかなり広い範囲にわたっており、大湯から花輪にいたる県道の両側にあり、東側を「野中堂遺跡」、西側を「万座遺跡」と名付けられています。ともに天然の水磨された河原石で築造された組石群です。水磨された石とは、永年の間早い流れで自然に角のとれた石をいいます。組石群は一メートルから二メートルの菱形か円形の、まとまった形をした多数の組石遺構が集まって、二重の大きな環状列石をなしています。外周直径は野中堂遺跡が四○メートル、万座遺跡が四六メートルにも達しており、これらの組石群は大体九つの型に分けられていますが、このうち、もっとも整備されているのは「日時計」といわれるもので、中心に大きな長い石を立て、そのまわりに放射状に細長い石をしきつめ、東西南北四ヶ所に標示石が配されています。このほか組石群の下には、大小の穴が掘られてあり、その中から土器の破片や木炭、石皿などの生活什器が多数発掘されました。これらの遺物から縄文後期のものと推定され約四千年以前のものといわれていますが、これほど大規模な遺跡が、この山中で四千年も前につくられたことは注目に価するものでしょう。昭和三十一年に国の特別史跡に指定されています。