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2020-07-30 16:54:00

ウヤムヤの関 うやむやのせき

にかほ市象潟町関

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三崎峠(山形県と秋田県の県境)は、昔、慈覚大師によって開かれた道です。大変けわしい峠道だったらしく、出羽風土記にも「箱根、足柄は難所といえども、三崎峠の山道にくらぶれぱ、平地を行くがごとし---」と書かれてあります。只今では、道が海岸ぞいにのびて整備されていますので、旧道の三崎峠は通りません。三崎峠という名前は不動崎、大師崎、観音崎の三つの岬があるところから、名づけられました。慈覚大師をまつる大師堂をはじめ、大師の堀った井戸や五重塔、それに手長、足長という怪物に食べさせたという伝説の、餅の実がある大木があります。又、峠にはウヤムヤの関跡があり、昔は庄内藩と秋田藩の藩境でした。ウヤムヤの関とは変った名前ですが、この海岸附近は霧やガスが多く、いつもモヤモヤしているためとか、また怪物につかまらないように、ウヤ・ムヤの合図によって通ったところから、名づけたといわれます。昔、このあたりに手長、足長という怪物がすんでおり、通行人を手当たり次第につかまえては殺していました。ところが、いつの頃からか近くのトヤトヤの森に三本足のカラスがすむようになり、近くに怪物がひそんでいる時は「ウヤ」とないて、通行人に危険を知らせ、安全な時は「ムヤ」とないて知らせたといわれ、それ以来この辺りを通る旅人は、三本足のカラスの鳴き声をきいてから、通ったと伝えられ、いつしかウヤムヤの関とよばれるようになりました。