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2020-07-30 22:40:00

伝説・皿小屋沼 佐太子沼 でんせつさたこぬま

湯沢市皆瀬皿子屋

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むかし、この土地に三浦徳兵衛という豪族がいて、佐太子(さたこ)という美しい女中が仕えておりました。主人はかねてから、この女中を愛しいものと思っていましたが、なかなか思うようになりません。ある日、佐太子はあやまって家宝の皿をわってしまいました。主人は幸いとばかり、その罰として池の中を十回泳ぎまわることを命じたのです。無理難題と思いながらも、主命にはいかんともしがたく意を決して佐太子は、二回、三回と池の中を泳ぎはじめました。ところがどうでしょう。泳ぎまわるたびごとに池は水を増して、だんだん大きくなり、七廻り半まわった時は、精もこんもつきはて、佐太子はそのまま水底深く沈んでしまいました。それ以来沼の名を、佐太子沼とよぶようになったといわれますが、佐太子沼が皿子沼となっていったのも、地方の伝説の面白さがあります。この沼はサル湖沼ともいわれて、その伝説は秋田民話にのっております。物語は、サル子が借りた金の返済代りに、泳いで死んだとなっており、徳兵衛も、昔は阿部といわれていたのが、今は三浦となっております。