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2020-07-31 09:23:00

横手市の民俗行事 よこてしのみんぞくぎょうじ

横手市

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かまくら:雪国秋田の冬の行事として広くしられるものに”かまくら”があります。”かまくら”は四○○年以上の歴史をもち、二月一五日と一六日の二晩にわたって繰りひろげられ、雪を積みあげ、踏み固めた二メートル程の雪の山をくりぬいて雪室をつくり、その中に水神様をまつります。ほんのりと明るい灯をともしたその中で、子供たちは火鉢に甘酒をかけ、もちを焼いたりして、訪れる客たちに「はいってたんせ」「甘酒あがってたんせ」と呼びかけます。この行事はもともと小正月の行事で、雪室の中で正月の飾物を焼き災害をとりのぞく左義長(さぎちょう)という火祭りと、豊作を祈る鳥追いの行事がまざったものといわれます。ここ横手はかつて水不足に苦しんだもので、水が豊かで心配のないようにと「おしずさん」とよばれる水神様が祭られるようになりました。”かまくら”という語源はいろいろありますが、熊野信仰系の神座ではないかとか、アイヌ語で穴の多いという意味のカマクラなど、さまざまいわれますが、火と水の合体によってできあがった横手独特のおまつりではないでしょうか。梵天:市の南、前郷にある産土神旭岡山神社に奉納される行事が梵天です。二月一六日・一七日の両日に行なわれ、幣束(麻や紙を切って、細長い木にはさんでたらしたものをかたどった焚天とよばれる飾物を二~三○人の裸の若者たちがかついで歩きます。毎年四、五○本の梵天が神社に奉納される際、先陣を争ってもみあう姿は勇壮です。毎年梵天の頭に、意匠をこらした飾りをつけるのも見ものです。雪の芸術展:最近は、雪国のどこでも見られる雪祭りですが、横手では昭和一四年から始められ、雪の芸術展の老舗でしょう。子供達や市民が校庭や街路に思い思いの作品を飾り、見物の人々を喜ばせています。期間は二月一五日から一七日ごろに行なわれます。送り盆:毎年八月一六日夜の送り盆は、およそ三○○年前から続いています。各町内の若者が、長さ六・七メートルの木組みの屋形舟に裸のロウソクをともし、かついで練り歩いた後、横手川の蛇の崎河原に集まります。これは享保、天明、天保の飢謹の餓死者供養のために始められたといわれています。