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2020-08-03 14:12:00

北上川

北上川は、岩手県の北部、二戸郡一戸町にある西岳付近に源を発し、石川啄木の故郷であ渋民、南部藩二十万石の城下町盛岡、宮沢賢治の花巻、そして平泉の束稲山のふもとを洗い、一関を流れ、宮城県の桃生郡河北町から追浜湾にそそいでいます。全長二百四十九キロ、日本有数の大河です。水量が豊富なため、藩政時代は舟運がさかんで、盛岡・仙台の両藩の米や物資輸送の動脈となり、沿岸に四十に余る河港がつくられて栄えていました。「やわらかに 柳青める北上の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに」と石川啄木は渋民を流れる北上川をうたい、宮沢賢治は「波あおざめ 支流はそそぎ たしかにここは修羅のなぎさ」と、うたいました。そして高村光太郎は北上川をのぞむ花巻の郊外に山荘をつくり、智恵子夫人の亡きあと七年間を過ごしました。