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2020-08-03 14:19:00

陸中海岸の特色 りくちゅうかいがん

陸中海岸の景観は、沈降性のりアス式海岸と、宮古から北の隆起性の段丘海岸との二つからなっています。これに変化を与えているのが、海蝕とよばれる波の力による作用です。宮古以北の段丘海岸は、土地が隆起してできたもので、入江、砂浜の少ない、ほんとんど直線状に伸びる海岸で高さ百メートル前後の大断崖が連なり、長いとこるでは数キロにもおよんでいます。とくに北山崎周辺は、この景観の代表的なところです。宮古から南のリアス式海岸は、海岸の土地の沈降によって生じた地形ですので、非常に変化の多いところとなっています。岬は北部のように荒い男性的断崖ですが、岬と岬の間は、深く陸地側にむかって入りこんで、静かなそしておだやかな内海美が現れ、女性的姿と漁村風景が見られます。このように豪壮と繊細な風景のほかに、波の力によって生じた岩礁、海蝕洞、海蝕棚などが一段と趣をそえています。地質的に見ましても、宮古から北方にかけて中生代の白亜紀層が露出し、岩石の中に化石の種類が多く見られ、学問的にも貴重なものとなっています。*海蝕崖:とくに発達しているところは、田老町から田野畑村の海岸で、百メートル前後から百八十メートル前後におよんでいます。海蝕洞:宮古湾と閉伊崎付近(拡大して洞門をなしている)蛸の浜(小規模で多数開口している)姉ヶ崎の大洞窟(二十メートル以上の奥行)海蝕棚:普代村の松島、田野畑村の島ノ越、田老町の真崎、小本村の茂師海岸、波鼓ケ舞。