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2020-08-04 10:55:00

樹氷 じゅひょう

八幡平市

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雪の精といわれる樹氷は、冬、西高東低の冬型の気圧配置が続きますと、冷たい季節風が北西から猛烈な寒波となって日本に渡ってきます。この季節風が日本海で大量の水蒸気を含んで、日本海側にある山々を(出羽山地)を越える時、断熱膨張という現象を起し、風の中に含まれる百分の一ミリ位の水滴は、零下十五度位に冷されます。普通、水は摂氏零度で凍りますが、百分の一ミリ、という小さな水滴は、零下十五度になっても凍りません。これは過冷却水滴、といいますが、この過冷却水滴が、風速三十メートルから五十メートル位の風にのって八幡平の山々に吹きつけられます。そしてこの辺りに密生する、アオモリトドマツなどの針葉樹の葉にふれたとたんに凍りつき吹雪によってだんだん大きくなり、水をすっぽりつつみこみ、見事な樹氷になります。単に雪が降り積っただけのものでなく、雪と氷と風が作り上げる自然の芸術品です。