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2020-08-04 22:06:00

潮吹穴 しおふきあな

宮古市崎鍬ヶ崎

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強い北風で海が荒れますと、大波がいっときにこのせまい岩窟にせまり、深い岩窟の上に勢いよく突き抜けて、天高く潮を吹きあげます。吹きあげること数十メートル、上空で飛沫となって四散し、この一帯は霧が立ちこみ七色の虹が現れ、一大幽すいの地と化します。しかし洞窟が荒れることを、この地方の人々は、海神の怒りだとして恐れたといいます。

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このあたり一帯は、白亜紀層や古代層のなかにある花崗岩、石英斑岩などが海浸を受けてできた断崖の連続です。高さは百メートルほどですが、地質構成が複雑ですので岩礁が適当に配されて変化にとんだ風景を展開しています。ここには潮吹穴とよばれるものがあります。白亜紀の礫岩(れきがん)が海に張りだしているところに長さニメートル、幅三十センチくらいの海に通じる穴があ、り波がうちよせるたびに凄じい音とともに、海水を空中に吹きあげます。普通の日は、五、六メートルから十メートルくらいですが、荒れた日には三十メートル以上にも達します。この潮吹穴は昭和十二年に天然記念物に指定されています。