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2020-08-05 09:15:00

横山八幡宮と猿丸太夫 よこやまはちまんぐうとさるまる

宮古市宮町2丁目5−1

0193-62-5072

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「奥山にもみじふみわけ鳴く鹿の 声きくときぞ秋は悲しき」。これは百人一首でおなじみの猿丸太夫の詠んだ歌です。この猿丸太夫は横山八幡宮にすこしかかわりがります。今から約八百年以上の昔、朝廷に仕える猿丸太夫はふとしたことから天皇の怒りにふれて遠くみちのくの果て、この宮古に流されました。猿丸太夫はどれほどつらくまた悲しい思いをしたことでしょう。しかしやがて村人とも親しくなり、村人の頼みをうけ、禰宜(ねぎ)のいなかった横山八幡宮の禰宜をつとめることになりました。幾年か過ぎたある秋の夕暮れ、横山の麓で深まっていく秋を惜しみ、京の都を思い出しておりますと、二声、三声、鹿の哀れな鳴き声が聞こえてまいりました。猿丸太夫は、現在おかれている自分の身の上を考え、その境遇の寂しさ、やるせなさのあまり詠んだのがこの歌だと伝えられます。やがてこの歌が天皇の耳に達し、罪を許されて京の都へ帰ることができたのでした。