インフォメーション

2020-08-05 10:32:00

白木峠 しろきとうげ

和賀郡西和賀町から秋田県横手市を結ぶ峠

----------------------------------------------------

白木峠は海抜六○一メートルで、昔から秋田と岩手を結ぶ重要な道として利用されていましたが、峠越えは大変険しいものであったといわれています。今ではハイキングコースとして知られているところです。奥羽の三豪族、安倍、清原、藤原が勢力争いをしていたころ、すでにこの峠は戦史の舞台となっていました。康平三年(一〇六〇 平安時代中期)の「義経記」の中の、「吉次が奥羽物語のこと」は義経と親交のあった金売り吉次の話が書きとどめてあります。また、この中で前九年の役(一○五四~一○六一一)の時、反乱した安倍貞任が源氏の追討軍に攻められ、横手市郊外の金沢の柵にたてこもったが、ついに落城してしまい、白木峠を越えて岩手側に逃げのびたと記されています。さらに、天保の飢鐘(一八三三~三六)の時、南部から多くの難民が秋田に逃れて来たといいます。このようにこの峠には数多くの伝説や歴史が秘められています。