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2020-08-09 08:48:00

姉歯の松 あねはのまつ

栗原市金成姉歯

0228-42-1114

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姉歯に、高さ十メートル、三かかえもある姿の良い松がありますが、その松には悲しい物語があります。昔、岩手県の高田に美人姉妹がおりました。姉の朝日姫の美しさは京まで届き、宮中からお召がありました、姫は旅を続け、この辺りまで来たのですが、慣れぬ長旅のため病に倒れ、手当の甲斐く亡くなってしまいました。ところが宮中では、姉の身代りとして妹の夕日姫を召されました。妹の夕日姫は、京へ上る途中、姉の亡くなった此の地に立ち寄り、はかない朝日姫の一生を弔い、お墓の代わりに松の木を植え京へ上りました。松は朝日姫の意志を示すかのように、京都の方へ向って伸びたと伝えられます。この事が京都の人達の涙をさそい、在原業平の伊勢物語の中にも「栗原や 姉歯の松の 人ならば 都のつとに いざ問わましを」と詠まれています。「栗原(栗原郡)の、姉歯の松が人であったなら、都えの土産に、さあ一緒に行こう、といって連れて帰るのだがなあ」という意味です。