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2020-08-10 13:54:00

太白山伝説 たいはくさんのでんせつ

仙台市太白区茂庭

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昔、この村に”おとあ”という美しい娘が住んでおりました。ある夜中、おとあさんは、ウンウンという唸り声を聞いて目をさましました。こわかったのですが、そっと戸を開けて見ますと、昨日まで平な畑だった所に大きな山ができて、ウンウン唸りながら、どんどん大きくなっていきます。驚いたおとあさんは思わず、「アッ」と大きな声を出してしまいました。すると山は唸るのをやめてしまい、それっきり大きくならなかったということです。海抜三一二メートルの山ですが、若しおとあさんが、「アッ」という声を出さずにいたら、きっと富士山よりも高い山になっただろうと村人達はささやき合ったということです。今でも山の頂上には、大男の腰掛石、吉田村には足跡のついた石が残ると伝えられます。急に盛り上がった山も、地質学では”ネック”と称ばれる形だそうですが、火山活動のため、熔岩が地表のやわらかい所を破って噴き上げ、そのまま固まってできたということです。形が面白いところから、色々な伝説が生まれたのではないでしょうか。