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2020-08-10 15:14:00

松島 まつしま

宮城郡松島町松島

022-211-2111

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昔から日本三景の一つとして、天の橋立、厳島と並んで知られている松島は、東西十四キロ、南北十三キロ、総面積九六平方キロの広さを持ち、明治三五年九月九日、県立公園に指定されました。松島湾に浮ぶ島々は、第三紀層という古い時代の地質で、砂岩や、軽石、火山灰が集って出来た凝灰岩という柔かい岩の台地でした。それが数万年前、激しい地殻の変動によって急に二百メートルほど隆起し、そして叉、半分ほど沈み、台地に裂目ができて海水が流れこみ、深く沈んだ谷は内海となりました。海面より高い部分は岬となり、島となって残ったもので、長い間、風雨にさらされ、波にけずられて、人の手では及ばぬ、妙景を造りだしたのです。

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松島は古くから八百八島といわれています。これは、大江戸八百八町とか、大阪の八百八橋、京都の八百八寺と申しますように、数の多いという意味の形容ですが、その通り、松島には、三七○余りの島からなり、どの島も名の様に枝ぶりの良い黒松、赤松をのせ、盆景そのままの風光を形づくっています。そして、その一つ一つに名前がつけられております。伊勢島、内裏島、都島、という雅びやかな名があるかと思いますと、鎧島、かぶと島、胴乱(銃丸を入れる袋)島、火付島、美人の小町島に、粋な花魁島、笄(こうがい)島に化粧島、一寸、彼女をからかい島、親に勘当裸島、その後女房追かけ島、夫婦島には双子島、目出度くそいとげ翁島、大漁島にえびす島、ついに釈迦のねはん島、とまことにさまざまな名前があります。芭蕉が、「奥の細道行脚」でこの松島を訪れました時、余りの美しさに「松島や ああ松島や 松島や」と感嘆され、ついに一句も詠まず、同行の弟子曽良が「松島や 鶴に身をかれ ほととぎす」と、詠んだ事は余りにも有名な話です。