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2020-08-13 10:32:00

尾花沢と芭蕉 おばなさわとばしょう 

尾花沢市

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「尾花沢にて清風と言う者を尋ぬ。彼は富めるものなれども志いやしからず、都にも折々通いて、さすがに旅の情を知りたれば、日頃留めて長途のいたわりさまざまにもてたし侍る」これは今から約三○○年以上前(一六八九)、奥の細道行脚の旅にでた俳聖芭蕉が記したものです。元禄二年三月二十七日、江戸をたった芭蕉が、松島、平泉を廻り、鳴子から尿前(しとまえ)の関を通り、山刀切(なたぎり)峠を越えて、この尾花沢を訪れたのは、元禄二年五月十七日、勿論昔のことですから旧暦、相当暑い頃だったのでしょう。鈴木清風のてあついもてなしに「涼しさを 我が宿にして ねまる也」「這いでよ かいやが下の ひきの声」の句を残しております。この奥の細道に出て来る鈴木清風は、山形特産紅花を江戸で売りさばく紅花商人でした。色々と逸話も残されており、高尾太夫を仙台侯とはりあったなどとも言われる通人で、風流の道にすぐれ、「俳諸おくれすごろく」という句集もでているほどです。