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2020-08-13 10:35:00

御所神社・順徳上皇 ごしょじんじゃ・じゅんとくてんのう

尾花沢市正厳

0237-22-1111

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丹生川の上流にそって登ってまいりますと、御所山がありますが(一五○二メートルで船形山とひいう)承久の乱で佐渡ヶ島に流され、そこで亡くなられた順徳上皇にまつわる伝説が残されております。御年二五歳で佐渡へ流された上皇は、二十年もの間島ですごされ、島でおかくれになりました。しかしこのあたりの人々は、その話は当時横暴を極めた北条義時の目をあざむいたもので、本当は股肱の臣、阿部頼時をつれ、承久三年承久の乱に敗れて、寒河江城を築いた大江親広をたよって佐渡をのがれ、三山参詣の道者に身をやつし、最上川にそってやっとこの辺りまで参りますと、人のうわさで親広はもう世にないことを聞かされたので、上皇は丹生川をさかのぽり、御所山の中腹にかくれ住んでいましたが、やがて正厳という所にくだられ、仮の宮居を造られて三年、雨風をしのいでおられましたが、ふとした病がもとでついにおかくれになりました。阿部頼時は宮居の跡にお社をもうけ、御所神社とよび、なきがらを埋葬したところを今もなお天子塚とよんでおります。今も、上皇の休まれた所に建てられたという御所神社、佐渡屋敷、尼二人など、上皇にゆかりのある地名が数多く残されております。史実か伝説か幾度か問題になりましたが、村人達の信仰によって今日に至っております。