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2020-08-14 16:45:00

持国岩・地獄岩 じこくいわ

鶴岡市下川字関根100

0235-33-3303

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この辺りの人達は地獄岩と呼んでいます。岩のうしろの方に、海の水を青黒くた入えた深い切れこみがあり、磯釣りの場所としては恵まれたところですが、波が少しでも荒い時は危険で、落ちたら絶対にあがれないと恐れられ、地獄岩の名があります。山向こうには善宝寺があります。そのお寺の近くに善宝寺の護り神”竜神様”が住んでいたといわれる”貝喰池(かいばみいけ)”という池があり、この池と持国岩が、底つぎきになっているという言い伝えがあります。竜神様が退屈されると、池の底づたいに持国岩まで遊びにきて、池に帰る時貝をひろって持ち帰ったので貝を喰う池、貝喰池になったということです。海ぎわに積み上げられている小さな木のくずが目につきます。昔、波が岩をかみ、粉雪が舞い狂う頃、集落の人達は漁もなく家の中にとじこもっておりました。そんなある日の夕方、吹きつける吹雪と一緒に、ある家にたおれこんだ乞食法師がありました。暖めてやりたいけれども焚物もなく、仕方なく家の人達は雨戸をくべて、乞食法師を暖めてやりました。やがて元気になった法師を旅に送ったその日、ふと浜辺をみると沢山の木が流れついていたではありませんか。家の人達が、その流木をたき木にしたのにいうまでもありません。それ以来、くる年もくる年も冬近くになりますと、沢山の木が流れついたということです。事実は海流が運んでくる現象ですが、三方を岩山に囲まれて、焚き物集めに苦労するこの集落では、昔からこのような話を伝えて、無駄便いをいましめたのでしょう。