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2020-08-14 16:55:00

大酒呑の勘右エ門 おおざけのみのかんうえもん

鶴岡市大東町15−1

(本鏡寺)  0235-22-3112

 

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「虎は死んで皮を残す、人は死んで名を残す」という言葉があります。この言葉の通り、生涯に名を残した偉人も沢山おりますが、広い世間のことですから、変な原因で後の世までも、語り草になっている人もおります。そのチャンピオンが、日本酒飲のナンバーワン、小原庄助さん、所がその小原庄助の一枚上をゆくサムライが、鶴岡にいたといいますから、世間はさまざま。その名は武山勘右衛門、酒井藩のお侍で四○○石の禄高です。殊の外お酒にほれこみ、夜となく昼となく、自宅だろうが、一膳飯屋だろうが、お酒のある所勘右衛門あり、勘右衛門いる所トックリがある。ほろよい気分で人生を送りました。そしてこの世とお別れする時、真に徹底した事をやりました。それは自分の名の戒名を自分で作ったことです。その名は「強呑院蕩楽日寝居士」「グイノミインドウラクヒルネコジ」この戒名を刻んだお墓が、今でも鶴岡の紙漉町の本鏡寺にあります。 *お酒飲みの話(その二):或る所に、とてもお酒好きの親子がおりました。親爺が飲めば息子も飲んで、お互いにメートルを上げ合いますから、まともなことは話せません。今日も朝から、親爺は目がかすんで物も見えない程、酔っていました。そして息子に「こりや、のみ助、お前の頭は三つある。そんなお化野郎にこの家はゆずれんぞ」これを聞いた息子も、あっぱれお酒の権化、足腰が満足に立たないほど酔っていましたが、「なんのこった、こんなクル、クル、クルとまわる化物屋敷メッ、誰がもらうもんか」といったのです。