インフォメーション

2020-08-14 22:23:00

森山の信仰 もりやまのしんこう

鶴岡市中清水森山

-------------------------------------------------

森山の開山は、名僧行基上人が大施餓鬼供養をやったのが始まりと言われ、大変な信仰を集めておりました。その後、貞観時代に慈覚大師が母の死後、諸国をまわる途中、金峯山に登って夜間座禅をやっておりました。すると突然西の方から読経の声がきこえるので、大師は翌朝すぐその西の山をたずねますと、母に会うことが出来たということです。この西の山が、清水の森山だったのです。そこで大師は他の霊と共に供養することを思いたち、石で造った阿弥陀如来を安置して、七月二十四日供養が行われました。森山は海抜一二一メートルの低い山ですが、出羽丘陵の尾にあたっており、庄内平野に突き出ているのが特徴です。叉この山には、こんな話もございます。昔、平野一帯に度々大波がおしよせ、波のために多くの人々が流され、この森山にたどりつき、餓死する人が多く、各地から亡き人を探しに、森の山に来たと言われております。このようなことから、人かなくなると霊は、その家や生地、村の墓に居らず森山にしずめるという、森山信仰が栄えたとも言われます。毎年八月二十一日から二十四日までの四日間は、大施餓鬼供養が行われ、山は参詣人でうずまり、この四日間のうちに山の頂上に登る者は仏の声を聞くことが出来るといわれます。清水の集落では、一年中の数ある行事のうちで、最大のお祭りです。