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2020-08-14 22:56:00

宿坊(出羽三山) しゅくぼう

鶴岡市羽黒町手向

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三山詣りの信者達をとめる家で昔は三三六軒もあったそうです。宿坊は昔から、関東、東北の各地に「霞」と呼ばれる、特定のなわばりのようなものを持っていました。霞とはお寺の檀家のようなもので、三山詣りに来た信者達をとめるだけでなく、信者の間をまわって、お祈りをしたり、お札を配ったりして生活をしておりました。その霞を現すものが、宿坊の門にさがっている「千葉県」「埼玉県」と書かれた大きな木の札です。この宿坊の門構えにも、昔は格付けがあり、横に木を通してあるのは”貫通門”又は”冠木門”といい、格式の高い山伏を、先祖に持つ宿坊にのみある門とされ、身分の低い山伏を先祖に持つ宿坊は、二本の柱をたてただけの門しか、建てられなかったそうです。玄関の上に黒い麻のついた、太いなわを飾つた家は、十二月二一日の松例祭というお祭りの時、大きなタイマツを引っぱった綱で、家内安全、無病息災の祈りをこめて、あのように軒下に納めています。