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2020-08-14 23:11:00

お竹大日如来堂 おたけだいにちにょらいどう

鶴岡市羽黒町手向手向232

0235-62-2746

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昔、手向集落にお竹という子供がおりました。お竹は、親の徳右エ門夫婦が、湯殿山の大日如来に願をかけてさづかった子供です。一四歳頃、お竹は江戸日本橋大伝馬町の佐久間勘解由という、宿屋と伝馬役をかねてた家に、女中奉公に上りましたが、大変な働き者で、仕事が終ってからも同じ奉公人の洗濯をしたり、肩をもんだりしますので、みんなから喜ばれ、三○年も長い間勤めておりました。ある日の事、佐久間家に一人の山伏がたづねてきて、お竹という女中がいたら拝ませてくれと言います。不思議に思った主人が訳を聞きますと、その山伏は武蔵の国の人で、生きた大日如来を拝もうとして三三年の長い間、毎年湯殿山にこもり、修業をつ続けた結果、「姿を見たければ、佐久間家にいる女中を見よ」というおつげがあったので来たといいます。それで、主人もお竹の親切な事や信仰のあつい事を話しますと、山伏は手を合せてお竹を拝むのでした。おどろいた佐久間家と町内の人々をはお竹のために庭に庵をつくってやり、ここでお竹は念仏三昧の毎日を送りながら、貧しい人々を助けるのを楽しみにして、一生を終ったということです。今でも東京都中央区日本橋大伝馬町に、お竹の毎日使った井戸や遺品が残っております。