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2020-08-15 11:15:00

鳥海山物語 ちょうかいさんものがたり

昔、鳥海山が富士山と背くらべをし「ずい分いろいろな山があるが、見わたしたところ、わしより高い山はないようだ」と日本海を足もとにそびえたつ鳥海山が、ひとりごとをつぶやきました。これをきいた小さな山たちは「鳥海山こそ、みちのく第一、いや日本でも右に出るものはあるまい」とほめたからたまりません。鳥海山は自慢の鼻をますます高くしてしまいました。ある日、一人の旅人がやってきて、美しい鳥海山をながめながら「すばらしい山だ。何て美しい山だろう」とほめましたが、そのあとで、「しかし、鳥海山は富士山より大分低いようだ」といいましたので、鳥海山は気が気ではありません。それに小さい山たちが「ウフフ、富士山が日本一だってさ」とあざけりますので、とうとう鳥海山はまっ赤になって努ってしまいました。すると、怒りが爆発して頭がとび出し、海をこえて日本海のまん中に落ちてしまいました。よほどくやしかったのでしょう。海の中へ落ちた鳥海山の頭は今の飛島で、現在でも鳥海山と同じ神様をまつっております。