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2020-08-16 22:26:00

長沼公園と大沼 ながぬまこうえんとおおぬま

西村山郡西川町大字沼山

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きれいな山の湖でながめのよい長沼公園です。長沼から更に山に入ると大沼があり、面白い物語を伝えています。寒河江川の川下に、雨池と言う所があります。昔そこに、菊地藤五郎という郷士が住んでおりました。藤五郎は、附近の田が旱魃で百姓が困っているのをなげき、たんとかしてこれを救いたいと思って、沼のほとりの神社に願をかけました。満願の当日、お参りして戻って来る途中、道に大きな蛇が横たわっており、豪気な藤五郎はこれをまたいで帰って来ようとすると、、後から呼びとめるものがあります。振り返ってみるときれいな女が立っていました。そして「私は大沼の主であるが、畑谷の大沼の主に毎晩苦しめられて、困っております。何とかして退治してくれるたら、貴方の望みをかなえてあげよう」といいましたので藤五郎は、畑谷の主を退治する事を約束して帰りました。約束の晩、藤五郎はあかさの弓を用意して教えられたとおり沼のほとりに待機していると、嵐がおこり南と北から波が立ち始め、だんだん近づいて参ります。藤五郎は頃合よしと満月のように弓をしぼり、波に向って矢をはなちました。すると大きな波は、一時非常に荒れたと思うとまもなく静まりました。この時、眼玉を射抜かれた畑谷の主は、逃げて行く途中この沼で目を洗いました。それ以来この沼に住む鮒は、みな片目になったと伝えられております。こうして藤五郎は、寒河江川から水を揚げることに成功しました。