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2020-08-17 09:14:00

観音岩 かんのんいわ

東置賜郡高畠町二井宿

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観音岩付近は凝灰岩の山で、風雨に浸食された奇岩や洞くつ、岩陰の多い景勝地です。観音岩は、平安時代の末頃、この地方に布教に来ていた徳一上人がこの地に立ち寄ったとき上人の夢枕に観音様が現われたので、自ら千手観音像を刻んで、祀ったのが始まりと伝えられます。観音岩には千畳岩、評定岩、びょうぶ岩、塩吹岩などの名前がつき、三十三体の観音像と十三体の石仏が安置されています。三十三体の観音は、江戸時代後期の天保年間、徳門上人の教えを受けた、地元の名工・戸田半七が観音像を刻み、赤湯から観音像を一体ずつ背負って来て安置したと伝えられています。昭和七年に戸田半七の供養像が建てられています。観音岩の中でひときわ目立つのは延命観音です。線彫りでは日本一といわれるもので、高さ十二メートル、幅四メートルあります。これは昭和四十六年、高畠出身の日本画家、奥山良明氏が一年がかりで線彫りして、奉納したものです。この山の千畳敷といわれる洞窟からも、縄文早期や晩期にかけてのたくさんの土器や石器がみつかっています。